【15-16年シーズン・インフルエンザ治療薬市場】
公開日時 2016/04/30 00:00
シェアトップのイナビルeの取り組み医師から患者向けツールにシフト今シーズンのインフルエンザは全国的に流行開始が遅れ、9年ぶりに年明け後の流行入りとなった。また、今シーズンの特徴としては、15歳未満患者の割合がやや高いこと、インフルエンザ脳症の発症者数が平年より多いこと――などがあげられる。このようななか、医師は各製品についてどのようなチャネルから情報を入手したのか。エムスリーの処方に影響を与えた情報チャネルとそのインパクト(以下、処方影響力)を測るツール「MedicalChannelMix(mx)」で分析した。同市場は長らく、経口薬タミフル(中外)と吸入薬リレンザ(GSK)で構成され、10年から点滴静注薬ラピアクタ(塩野義)、単回投与の吸入薬イナビル(第一三共)が参入し、これら4製品がしのぎ...