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米セルジーン・アレスCEO AI、ビッグデータ活用を強化 安全性監視にIBM Watson導入でパイロット

公開日時 2017/10/04 03:51

米セルジーンのマーク・J・アレスCEOは10月3日、東京都内で来日記者会見を行い、パートナー企業と組んで、研究開発や市販後の業務にAI、ビッグデータを活用する取り組みを強化していることを明らかにした。その一つとして、ファーマコビジランス(医薬品安全性監視)の機能を高めるため、IBM Watsonを導入するパイロットプロジェクトを進めていることを説明した。

アレスCEOは、AI、ビッグデータが医薬品ビジネスを「革新的に変える」との認識を示し、多くの関係企業に投資しているとした。その中で、IBMと協力して、ファーマコビジランスにIBM Watsonを応用したプラットフォームの開発を進めていることを紹介。文献や社内データを読み込ませ、安全性に関するシグナルの検出、分析、評価の支援などに活かすもので、それにより監視機能の強化、有害事象・副作用の当局への報告のスピードアップにつなげるという。

日本市場 イノベーション促進策、予見性ある薬価制度が「非常に重要」

アレスCEOは、日本市場の位置づけについて「非常に高いレベル」とし、「さらに投資したい」との意向を示した。イノベーション促進策、迅速な保険償還による早期治療アクセス、アカデミアとの連携環境があることを評価。それにより、開発、治療アクセス、投資という事業の循環が生まれるとし、「イノベーションが促進する政策、薬価(制度)も予見性あることは非常に重要だと考える」と指摘し、今後も政策担当者との対話を続けたいとした。

同社の日本でのパイプラインは、フェーズ3段階に▽レナリドミド水和物(製品名:レブラミドカプセル)の「未治療濾胞性リンパ腫」「再発又は難治性の低悪性度リンパ腫」「未治療のびまん性大細胞性B細胞リンパ腫」▽ポマリドミド(ポマリストカプセル)の「再発又は難治性の多発性骨髄腫」(ポマリドミド+デキサメタゾンにボルテゾミブを併用する臨床試験)▽アプレミラスト(オテズラ錠)の「ベーチェット病」――がある。

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