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【Premiere Report ASCO2019で見たがん治療の考察・第1回】

公開日時 2019/07/05 03:51

第55回米国臨床腫瘍学会(ASCO)が5月31日~6月4日の日程で、米国シカゴにて開催された。今回は、免疫チェックポイント阻害薬、CAR-T細胞療法などの最新トピックスに加えて、治療オプションの探索や今後の新薬開発の方向性、さらには企業の展示ブースなどが話題になった。ミクス編集部では、アストラゼネカとメルクセローノの2社でオンコロジー事業本部長を務めた桂淳氏(オンコロジービジネスコンサルティング代表)に、「いま、そしてこれからのがん治療」をテーマとするASCOリポートの執筆をお願いした。

著者)オンコロジービジネスコンサルティング代表
株式会社メディカルインキュベータジャパン代表取締役社長件共同CEO
桂 淳


今年のASCOに参加した全体的な感想だが、私自身は1990年代後半から活況を呈した、がん進展のバイオロジー研究から派生した分子標的薬への興味が継続しているものの、やはり最大の興味は、「免疫関連」だったと思う。従って、免疫関連セッションを中心に聴講してみた。

各オーラル講演会場やポスターセッションはこれまでも、がん腫別に行われてきた。今回のプログラムに「Developmental Immunotherapy and Tumor Immunobiology」があった。このテーマの会場は聴講者が多く、ポスターセッション会場も人でごった返していた。各がん腫別の会場も、免疫治療に関する発表の時間帯は他の演題の時間に比べ聴講者が多かった。既に免疫治療が実地臨床に用いられているものや、新規の免疫チェックポイント阻害薬の発表などに聴衆の関心が集まっている。なかでも頭頸部癌や腎癌の会場は例年に比べ聴講者が多く、用意された会場には入りきれず、他会場に用意されたモニターで聴講する参加者の多さに驚かされた。

さて、「Developmental Immunotherapy and Tumor Immunobiology」のオーラル発表会場では、既存のPD-1、PD-L1をまだ適応を持っていない新しいがん腫に試した結果発表、PD-1、PD-L1とは異なる、新しい免疫メカニズムに対する新薬であるIL1PAPやAntiCD73などの発表や、免疫チェックポイント阻害薬単独ではT-Cellが活性化しないため効果が無かったがんにT-Cellを活性化させる作用を有する薬剤であるbirinapant、ADU-S100、REGN3767などと免疫チェックポイントを併用する試験の発表などが注目を集めた。

「Developmental Immunotherapy and Tumor Immunobiology」のポスターセッションでは、新しい免疫チェックポイント阻害薬の発表や免疫チェックポイント同士の併用、免疫チェクポイントと分子標的薬との併用、さらにCAR-Tに関する発表が目についた。

※続きはミクスPremiere Report(会員限定)でお楽しみください。本連載は、全2回を予定しております。
こちら→ https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=67762&ex190705e

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