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GSK COPDの増悪予防で「ePRO」プラットフォームを活用した臨床研究開始

公開日時 2019/09/18 03:52

グラクソ・スミスクラインは9月17日、COPDの増悪予防のためのePRO(患者アウトカム報告=Patient Reported Outcome)プラットフォームに関する臨床研究を開始したと発表した。ePROとは、患者が自発的に症状をアプリに入力し、医師はその記録を電子データとしてモニタリングする。医師は症状のモニタリングを通じ、増悪の予見と薬剤変更など適切な治療介入に結びついたかを検証する。ePROを活用することで医師と患者の信頼関係が高まり、副作用の予見や治療の継続、さらには治療アウトカムの向上に結びつくとの期待もある。

ePROプラットフォームとは、患者が自宅で症状を記録し、その記録を病院や診療所にいながら電子データとして医師が受け取るというもの。今回の臨床研究では、COPDの症状把握を目的としたチェックシート‟COPD Assessment Test(CAT)“を、インテグリティ・ヘルスケアの提供するオンライン診療システム「YaDoc」(ヤ―ドック)に搭載し、ePRO機能としての活用用途を拡大した。

同社は、このePROプラットフォームを活用し、①高齢患者であっても、適切かつ継続的に入力することができるか、②医師と患者がこのプラットフォームを、臨床現場におけるコミュニケーションツールとして効果的であると判断したか-について研究する。さらに、患者が自発的にアプリに入力した症状を医師がモニタリングし、症状悪化の兆候が認められた際には、医師が来院を促し、増悪予防のための治療を行うことも想定している。

◎ePROで「適切なタイミングで治療介入する」を実現 

COPDの場合、症状の増悪や合併症のリスクを低減する薬物治療に加え、医師と患者のコミュニケーションを基盤とする疾患マネジメントが推奨されている。ただ、実際にはCOPD患者の8割が症状の増悪を医師に報告していないことも分かっており、同社としては、「適切なタイミングで治療介入がされていない可能性も推察される」と分析している。

ePROは、各種がんなどでも利活用されており、副作用マネジメントなどで一定の成果をあげている。また患者のQOLなどの検証にも活用されており、その結果、治療を継続し、患者の満足度も向上したとの報告もある。日本でも今後、オンライン診療など医療ICTの利活用が活発化するとの見通しもあり、製薬企業として、ePROを活用し、医師と患者のコミュニケーションをサポートすることで治療アウトカムの向上に結びつける動きは高まるものと予想される。



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