後発医薬品など19成分33規格38品目が６月13日に薬価基準追補収載された。初めて収載された後発品は２成分で、このうち２型糖尿病治療薬・エクメット配合錠の後発品を製造販売する東和薬品と日新製薬はそれぞれ９月発売で準備を進める。

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東和薬品は12日、エクメットの後発品である「メホビル配合錠LD/HD「トーワ」」は９月発売予定と発表した。発売日を約３カ月後にした理由について同社は本誌に、「安定的な製品供給の検討を行った結果」とコメントした。日新製薬は、メホビル配合錠LD/HD「日新」の発売日について、「９月発売に向けて準備を行っている」と回答した。メホビルの薬価は対先発品薬価の50％。

◎クレナフィンＡＧ　薬価は対先発の48.4％

もう一つの初後発品の爪白癬治療薬・クレナフィンのオーソライズド・ジェネリック（ＡＧ）の発売日は、同ＡＧの製造販売元である科研ファルマの親会社の科研製薬は「非開示」と回答した。

先発品のクレナフィンは過去に新薬創出等加算の対象品であり、累積加算額を返還していない。後発品の薬価は、ルールに基づき、先発品薬価から新薬創出等加算分を差し引いた上で0.5掛け（=50％）して算定する。結果、クレナフィンＡＧの薬価は10％１gが676.30円で、対先発品薬価の48.4％となった。

【訂正】下線部の社名に誤りがありました。修正します。（６月13日11時20分）