エムスリー 「m3.com」の医師会員数が30 万⼈突破 新プロジェクト「M3-Labo」で医療現場を支援
公開日時 2021/04/08 04:48
エムスリーは4月7日、医療従事者向けポータルサイト「m3.com」の医師会員数が 30 万⼈に達したと発表した。同社はこれを契機に、m3.comの会員を対象とした新プロジェクト「M3-Labo」をスタートさせた。医療現場の課題を募集し、エムスリーの有する人材やビッグデータ、プロダクトなどのアセットを提供し、あらゆる課題解決を支援するプラットフォームとして機能させたい考え。
◎“あらゆる⽅法で医療課題を解決する”プラットフォームを目指す
「最も迅速かつ的確にたどりつける“サイト”にとどまらず、医療現場の抱える様々な課題を“あらゆる⽅法で解決する”プラットフォームを目指す」-。m3.comの会員数30万人突破を契機に、同社は、「More Contributions to More Doctors」を新たなスローガンに掲げた。
◎⼈材、ビッグデータ、プロダクトなどのアセットを提供
医師会員20万⼈を達成した2010年当時のm3.comは、「医師をはじめとする医療従事者が“欲しい!”と思った情報に最も迅速かつ的確に辿り着けるサイト」に主眼が置かれた。それから10年あまりを経過し、医療現場が課題も大きく変化する。デジタル化の進展や医師を含む医療従事者の働き方、さらには新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う社会課題への対応などがある。同社は、この間に様々な取り組みにも挑戦してきた。今回始動する「M3-Labo」は、医療現場の課題をm3.com会員から直接募集し、その課題をエムスリーの持つ多種多様な経験と専⾨性の⾼いスキルを有する⼈材、ビッグデータ、プロダクト、といったアセットを提供し、活⽤することで課題解決を支援するというものだ。同社は、特別コンテンツの提供も含め、より m3.com を活⽤いただける施策を引き続き実施するとしている。