卸連 会員各社にコンプライアンスの徹底求める 談合事件判決受け
公開日時 2021/07/05 04:50
日本医薬品卸売業連合会(卸連)は7月2日、会員各社に対して鈴木賢会長名で、「コンプライアンスの徹底について」の通知を発出した。独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)が発注した医療用医薬品の入札をめぐる談合事件について独占禁止法違反による有罪判決を言い渡されたことを踏まえたもので、コンプライアンスについてのルールを適切に遵守しているか再点検することを求めるとともに、コンプライアンスの徹底を改めて訴えている。
通知では判決について、「医薬品卸売業界全体の信頼を揺るがす重大な問題として重く厳粛に受け止めている」とした。厚労省が7月1日付で、医政局長名で法令順守の徹底を求める通知を発出したことにも触れ、改めてコンプライアンスの徹底を会員各社に要請。「今後、すべての役員並びに従業員が、独占禁止法をはじめとする関係法令を遵守することはもとより、疑わしい行動は一切行わないなど、二度とこのような事態を引き起こすことがないよう、コンプライアンスを徹底していただくようお願いする」としている。