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慢性心不全治療薬の処方動向 フォシーガの慢性心不全患者への使用割合は全処方患者の「10%強」

公開日時 2021/10/01 04:52
慢性心不全の適応を有する医薬品の処方動向(21年1月~7月)を本誌が調べたところ、選択的SGLT2阻害剤フォシーガの全処方患者数に占める慢性心不全患者は10%強を占めることが分かった。同剤は昨年11月に、2型糖尿病合併の有無に関わらず慢性心不全の標準治療を受けている患者に使用できる薬剤として承認された。一方、アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)エンレストについては全処方患者数のうち慢性心不全患者が8割強でほぼ全例をカバーした。

本誌はエムスリーが独自に構築したリアルワールドデータベース「JAMDAS」(Japan Medical Data Survey:日本臨床実態調査)を用いて、慢性心不全の適応を持つ医薬品(フォシーガ、エンレスト、サムスカ、レニベース、コララン)についての実処方動向を今年1月から7月末まで調べた。

◎フォシーガ 慢性心不全の患者割合は10.7%、糖尿病を伴わない慢性心不全患者は1.6%

選択的SGLT2阻害剤フォシーガの処方動向をJAMDSデータから分析した。今年1月から7月末における同剤の処方患者数6011例をみたところ、慢性心不全の患者数は642例(10.7%)で、糖尿病を伴わない慢性心不全患者数が98例(1.6%)あることが分かった。フォシーガは2型糖尿病合併の有無に関わらず、左室駆出率が低下した心不全患者に行った「DAPA-HF」試験で、標準治療との併用で主要複合評価項目をプラセボと比べて26%低下させた。この結果を踏まえて、日本でも2型糖尿病合併の有無に関わらず慢性心不全患者に使用できる最初の薬剤として承認されている。

◎エンレスト 慢性心不全と確認できた処方患者は全体の85.9%

アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)エンレストについて全処方患者数422例をみたところ、慢性心不全と確認できた処方患者数は362例(85.9%)だった。同剤はARNIとして初の高血圧症の適応を9月27日に追加したところ。同剤の今後の処方動向が注目されるところだ。

◎慢性心不全患者への投与割合 サムスカ53.6%、レニベース30.5%、コララン91.9%

このほかV2-受容体拮抗剤サムスカの処方動向をみると、全処方患者数1192例中、慢性心不全患者数は639例(53.6%)あることが分かった。同じくACE阻害薬レニベースにつてみると、全処方患者数3065例中、慢性心不全患者は934例(30.5%)だった。HCNチャネル遮断薬コラランについては、全処方患者数62例中57例(91.9%)が慢性心不全患者だった。
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