リフィル処方箋は「患者中心の医療」実現への大きな一歩
22年度診療報酬改定の焦点
公開日時 2022/02/01 00:00
日医は反対崩さず政府部内で外堀は着実に埋められた後藤茂之厚労相は1月14日、中医協の小塩隆士会長に、2022年度診療報酬改定を諮問した。今後、中医協の場で改定項目の議論が詰まることになるが、22年度改定を語るうえでエポックなのが、リフィル処方箋の導入が決まったことだ。少子高齢化が進展し、社会的な構造変化が迫るなかで、医療システムの変革も迫られている。新たな医療提供体制を構築することは急務だ。リフィル処方箋は、患者中心の医療へと変革する大きな一歩となる可能性を秘めている。(望月英梨)「医療現場で合理的にできることについては合理的にしていったほうがいいという考え方だ。従来、医師の処方による分割調剤はあったが、医療機関に行かなくても、医師及び薬剤師の適切な連携の下、一定期間内の処方箋を反復利用でき...