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オムロン JMDCと資本業務提携 株式33.0%取得 ヘルスデータプラットフォーム構築で予防事業強化

公開日時 2022/02/24 04:50
オムロンは2月22日、医療統計データサービスを提供するJMDCと資本業務提携契約を締結し、あわせてJMDCの株式33.0%を取得すると発表した。今回の契約により、同社はJMDCグループが保有するレセプト・健診などの医療データと、オムロンの各種リソースを組み合わせた「ヘルスデータプラットフォーム」を構築。疾患ごとのイベント発症リスクを予測し、個別の患者に応じた投薬治療や重症化予防ソリューションなどの創出を目指す。

◎株式取得の総額は1118億6400万円


同社はJMDCの大株主であるノーリツ鋼機から、市場外相対取引を通じ、JMDC株式を取得することを決定した。取得するJMDCの株式数は1864万4100株で、2月1日時点の発行済株式総数に対する比率は33.0%。株式取得の総額は1118億6400万円(1株当たりの取得価格6000円)。株式取得の実行日は22年2月25日を予定している。なお、オムロンはJMDCの指名報酬委員会に対し、JMDCの業務執行取締役でない取締役候補者1人を推薦できる。

◎健康増進・重症化予防ソリューションの社会実装を目指す

両グループは、ヘルスデータプラットフォームをコアに、イベントゼロをはじめとする健康増進・重症化予防ソリューションの社会実装を目指す。これにより健康寿命の延伸と医療費適正化の両立を図り、予防、未病、治療、ケアという分野で、その進化をさらに加速する。また、国内事業で得られたノウハウやソリューションを用いて海外展開も図りたい考えだ。

具体的には、ヘルスデータプラットフォームの強化として、オムロンが保有するデータのJMDCグループへの連携による「ヘルスデータプラットフォーム」を構築するほか、JMDCグループのプロダクト・サービスについて販売協力する。予防ソリューションの開発では、1次~3次予防や介護予防領域における生活者・患者への行動変容サービスのほか、医療事業者による治療・指導支援サービスの共同開発とデータを駆使した予防ソリューションの開発などを行う方針。

一方でJMDCグループの海外事業展開を支援する方針で、海外での販売協力や海外拠点の活用などをあげた。このほかにも両社の製品・サービス・ソリューションに関する相互取引も実施する。
 
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