大日本住友製薬 ウクライナ人道支援でエクセグラン350万錠寄付 メロペン寄付も検討
公開日時 2022/03/23 04:50
大日本住友製薬は3月22日、ウクライナへの人道支援として、抗てんかん薬・エクセグラン錠100mg(一般名:ゾニサミド)を計350万錠寄付すると発表した。薬価ベースで8000万円に相当する。ウクライナ政府が提示している物資支援を求める医薬品リストにあるカルバペネム系抗生物質製剤・メロペン(一般名:メロペネム水和物)の寄付についても検討を進める。
エクセグラン、メロペンとも大日本住友製薬の創製品。エクセグランの寄付は、欧州ジェネリック医薬品協会(Medicines for Europe)が提示した「不足が懸念される医薬品リスト」に基づく支援となる。発送方法について今後、在日ウクライナ大使館などと連携する予定。
また、ウクライナ政府保健省が提示した「物資支援を求める医薬品リスト」にメロペネム水和物が掲載されていることから、同社はメロペンの寄付についても「検討を進めている」という。今後、輸送手段などのめどがたった段階での現地ニーズに基づき、メロペンの寄付を判断する予定だとしている。
同社は、「ウクライナおよび周辺地域の人々が安全を脅かされ困難な状況に陥っている状況が一刻も早く解決され、平和で安全な生活が取り戻されることを願っている」とコメントしている。