（株）オフィス・ミヤジン代表取締役髙野病院（東京都大田区） 内科部長宮本研今月のポイント▼チャネルの完全統一によるメリットが大きくなる一方で、ＭＲ活動の非効率性に甘えていた側の反発についても描く。▼透明性の向上とリアルタイム化をそもそも望んでいなかった当事者は、公的圧力による現状変化を許しがたい。▼反対する人々の視点から強い抵抗感を記しつつ、その先に生じる意外な方向性についても指摘する。某医療情報サイト社内で医師とＭＲに公的アカウントを付与する法整備によって、それまで各製薬企業が社内で抱え込んでいたＭＲのアクティビティログは“企業間の差異なく国民が入手できる重要なオープンデータ”へと、わずか１年間で変貌した。もちろん、厳格な手続きをデジタル庁で経由する必要が...