シミック・アッシュフィールドは10月1日付で商号変更を行い、社名をシミック・イニジオ株式会社に変更する。同日付で各事業の意思決定のさらなるスピードアップを図るため、「CSOカンパニー」（カンパニー長・武田浩徳常務執行役員）と「メディカルアフェアーズカンパニー」（同・田中弘之執行役員）の社内カンパニー制を導入することも明らかにした。

今回の社名変更は、2021年にプライベートエクイティであるClayton Dubilier & Rice（米国：CD&R）がアッシュフィールドグループを擁するUDG Healthcare Plc.（UDG）を買収し、2022年にCD&R所有の他事業とアッシュフィールドの事業を再編、包括的ブランドとして「Inizio」（イニジオ）に統合したことが背景にある。23年6月6日よりイニジオのエンゲージメント構築支援事業セグメントのブランド名をInizio Engageに統一したことに伴い、社名を変更することになった。

CSOカンパニーはコマーシャルとして、①コントラクトＭＲサービス（人財派遣/業務委託）、②トレーニング/アセスメントサービス、③リモートコミュニケーション支援サービス、④営業・マーケティング包括支援サービス―などを担う。さらに、ペイシェントソリューションでは、ナースエデュケーター他を手掛ける。

一方、メディカルアフェアーズカンパニーは、①MA戦略/組織運営コンサルティング、②MA/MSLトレーニング・アセスメント、③オペレーションサポート（STLセレクション、資材レビュー、SOP作成）、④MA/MSL人財サービス他－を担う。また、ペイシェントソリューションとして患者サポートプログラムなどを手掛ける。