大塚製薬工場 スマホ向けアプリ「にゅーたる」配信開始 栄養管理を計算して見える化 多職種間の連携支援にも期待
公開日時 2024/08/30 04:49
大塚製薬工場は8月26日、栄養投与量を計算して見える化できるスマートフォンアプリ「にゅーたる」の配信を開始した。患者の食事の摂取量などを入力し、エネルギーをグラフにして見える化。医療関係者の栄養管理業務を支援するとともに、栄養学に関する知識を問わず情報共有がしやすいのも特徴。医療機関の管理栄養士のほか、医師や看護師、薬剤師など多職種連携やコミュニケーションに活用してもらうことを想定する。アプリの普及に向け、大塚製薬工場の専任担当者が医療機関向けに周知を図っていくという。
アプリでは、患者ごとの1日当たりの食事の摂取量、栄養剤、輸液の投与量を入力することで、エネルギーや栄養素量(糖質・たんぱく質・脂質)、水分量の値を合算して表示。エネルギーはグラフ化され、最大3つまでプランを並べて、目標値との比較もできる。
入力する食事内容や栄養剤、輸液は大塚製薬工場の製品は既に登録されている。よく使う食事メニューや製品は新たに登録でき、他のユーザーとの共有もできる。各アプリストアからダウンロードして利用可能。プレミアム登録(月額200円)で、計算内容の保存や呼び出し、PDF出力などの機能を使うことができる。