田辺三菱製薬 元ファイザー社長の原田明久氏が代表取締役CEOに就任 辻村氏は代表取締役社長COOに
公開日時 2025/09/01 04:50

田辺三菱製薬は8月29日、新任の代表取締役執行役員Chief Executive Officer(CEO)に元ファイザーの原田明久代表取締役社長が就任すると発表した。取締役会長には元武田薬品CFOのコスタ・サルウコス氏の就任も決まった。これに伴い、辻村明広代表取締役社長執行役員兼ファイナンス本部長は、代表取締役社長執行役員Chief Operating Officer(COO)に担当職務を変更する。いずれも9月1日付。
同社は7月1日付でベインキャピタル傘下としての第一歩を踏み出したところ。12月1日には商号を「田辺ファーマ株式会社(英語表記:Tanabe Pharma Corporation)」に変更することも決まっている。
代表取締役執行役員CEOに就任する原田明久氏は、1999年8月にファイザーに入社、臨床開発部門に配属。2008年9月に同社臨床開発部門長、16年8月に炎症・免疫部門長を経て、17年12月にファイザー代表取締役社長に就任した。原田氏は、8月末でファイザーとの顧問契約を終了し、9月1日付で田辺三菱製薬に入社。代表取締役執行役員CEOに就任する。
◎元武田薬品のコスタ・サルウコス氏が取締役会長に
このほか新任役員では、元武田薬品のコスタ・サルウコス氏が取締役会長に、マッキンゼーバイオファーマ領域の元パートナーを務めたショーン・ライアン氏が執行役員Chief Business Officerに、元武田薬品グローバルトレジャリーでJPBUのCFOを部分的に担っていたアミット・シン氏が執行役員Chief Financial Officer兼ファイナンス本部長に、元NECグローバルIT統括の重政啓太郎氏が執行役員Chief Information Officerに、それぞれ就任する。