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ロシュ・ダイアグノスティックス 国内2番目のEGFR 変異検出キットを発売

公開日時 2014/03/11 03:50

ロシュ・ダイアグノスティックスは3月10日、非小細胞肺がん組織から上皮成長因子受容体(EGFR)遺伝子変異を検出するキット「コバスEGFR 変異検出キット」を発売したと発表した。 分子標的薬EGFRチロシンキナーゼ阻害薬(EGFR-TKI)が有効と見込まれるEGFR遺伝子変異陽性患者の特定を補助する遺伝子検査キットで、国内ではキアゲン社の検出キットに続いて2番目に保険償還された。

 

コバス検出キットでは、エキソン18~21の41種類と既存キットよりも多くの遺伝子変異の特定が可能であるほか、アレル特異的なリアルタイムPCR法を採用しているため高感度に検出できるという。保険点数は2500点で、希望販売価格は24テスト用で49万2000円。

 

現在投与可能なEGFR-TKIには、アストラゼネカのイレッサ(一般名:ゲフィチニブ)、中外製薬のタルセバ(エルロチニブ)があり、14年1月には日本ベーリンガーのジオトリフ(アファチニブ)が承認されている。非小細胞肺がんは、肺がん患者の80~85%に相当するとされるが、この非小細胞肺がんの30~40%がEGFR遺伝子変異陽性と推定されている。

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