アルフレッサ 抗けいれん剤ミダフレッサ静注を新発売 てんかん重積状態の第一選択薬に
公開日時 2014/12/18 03:52
アルフレッサファーマは12月17日、抗けいれん剤ミダフレッサ静注0.1%(一般名:ミダゾラム)を新発売した。適応症はてんかん発作が継続するか短い発作が反復してその間に意識の回復がない「てんかん重積状態」。同薬は抗けいれん作用が強く速効性があり、この適応での第一選択薬となることが想定されている。
ミダフレッサと同成分のドルミカム(アステラス製薬)が麻酔前投与などの適応で発売されており、適応外使用されていた実態があった。専門医からの開発要望を受け、同社がこの適応の治療薬としてドルミカムと異なる濃度で開発した。てんかん重積状態の推定患者数は年間5000人未満とされる。
薬価は1バイアルあたり3340円。小児の用法用量が明示的に含まれていることから薬価算定時に5%の小児加算が適用された。