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日本化薬、三菱ガス化学 抗体医薬製造会社を日本に設立 「バイオ後続品普及に努める」

公開日時 2016/06/09 03:50

日本化薬と三菱ガス化学は6月8日、バイオ後続品を含む抗体医薬品の国内製造を行う合弁会社カルティベクス社を設立したと発表した。まずは1000~2000リットルの培養槽をもつ製造設備を2年以内に稼働させることを目指す。合弁会社で受託事業も本格的に展開し、「我が国におけるバイオ後続品の普及に努める」としている。合弁会社への出資比率は三菱ガス化学が55%、日本化薬が45%となる。

両社によると、日本ではバイオ後続品を含む抗体医薬品の多くが輸入に頼っており、その額は年間5000億円超になるとの推計もあるという。高品質な抗体医薬品を国内製造し、安定供給体制を整備することが大きな課題となっており、今回の合弁会社でその課題克服の一助とする。

日本化薬は国内初のバイオ後続品であるインフリキシマブBS「NK」(先発品名:レミケード)を14年11月から販売している。同剤は韓国セルトリオングループと国内共同開発し、韓国で製造して日本で品質確認や梱包をしているが、合弁会社の本格稼働後も同剤の製造スキームはこれまでと変わらない。また、日本化薬とセルトリオンが共同開発し、国内フェーズ3段階にあるバイオ後続品・トラスツズマブ(ハーセプチン)の製造についてもインフリキシマブと同様のスキームとなる。

三菱ガス化学は従来から保有する培養技術を土台に、抗体医薬品の製造基盤の技術も確立している。14年にはMGCファーマ社を設立し、抗体医薬品の製造プロセス開発を中心とした開発受託事業に参入し、事業展開している。

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