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エーザイ・17年度第2四半期 国内医療用薬売上は横ばい 新薬群伸びるもアリセプト、パリエットの減収大きく

公開日時 2017/11/02 03:50

エーザイは11月1日、2018年3月期(17年度)第2四半期(4~9月)決算を発表し、日本の後発医薬品(GE)を含む医療用薬売上高は、1398億8100万円で、前年同期と比べ0.2%減とほぼ横ばいだった。通期もほぼ横ばいで推移する見込み。

日本で売上トップの関節リウマチに用いるヒュミラが15.1%増、抗がん剤ハラヴェン、不眠症治療薬ルネスタが2桁増、疼痛治療薬リリカの共同販促収入も10.8%増だったものの、アルツハイマー型認知症薬アリセプトとPPIのパリエットがそれぞれ20%前後減らしたことで伸びをほぼ相殺する格好となった。GEも136億円、0.7%増のほぼ横ばいで推移した。なお、一般薬を加えた日本売上高は1508億7800万円、0.8%増、セグメント利益は556億4800万円、0.5%増で、一般薬の伸びが寄与した。

抗てんかん薬フィコンパ、下期加速 併用での有用性訴求

通期のGE含む国内医療用薬売上高は16年度実績より10億円増の2730億円。この中で抗てんかん薬フィコンパについては、第2四半期売上7億円から通期40億円まで伸長させる計画。6月の長期処方解禁に加え、併用薬としての有用性を訴求し、普及を図る方針。なお、通期の一般薬を加えた日本売上高予想は、16年度実績より19億円増の2930億円。

海外を含めた業績全体では、抗がん剤のハラヴェン、レンビマ、抗てんかん薬Fycompa、肥満治療薬Belviqのグローバル戦略品の伸長などで増収となったが、研究開発費の増加や前年度に計上した子会社株式取得に伴う一時収益がなかったことから減益となった。通期は増収増益の見込み。

【17年度中間期の連結業績 (前年同期比)  17年度予想(前年同期比)】 

売上高  2850億7300万円 (5.6%減) 5755億円(6.8%増)
営業利益  277億3300万円 (28.1%増) 600億円(1.6%増)
親会社帰属の純利益  188億2000万円 (32.6%減) 398億円(1.1%増)
  
【17年度中間期のグローバル製品全世界売上高 (前年同期実績) 17年度予想、億円】
ハラヴェン 220(186)430
レンビマ 147(96)330
Fycompa 66(47)205
Belviq 20(16)50
アリセプト 233(251)415
パリエット 169(188)320 
 
【17年度中間期の国内主要製品売上高 (前年同期実績) 17年度予想、億円】
ヒュミラ 218(190)435
アリセプト 133(164)220
パリエット 92(115)185 ※
リリカ 132(119)-
メチコバール 90(96)170
ルネスタ 50(38)105
ハラヴェン 47(40)85
ワーファリン 32(36)60
エレンタール 34(34)65 ※
リーバクト 31(34)60 ※
トレアキシン 35(20)65
レンビマ 15(14)30
フィコンパ 7(2)40
ジェネリック 136(135)300
※EAファーマ取り扱い製品
注) リリカは共同販促収入、17年度予想は非開示
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