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【World Topics】カリフォルニア州民はマリファナ自由化を支持

公開日時 2013/12/16 03:50

カリフォルニア州の世論調査で定評のあるField Poll社の最近の調査によれば、カリフォルニアの有権者の過半数(55%)がマリファナの合法化・自由化を支持していることがわかった。調査は、具体的には州議会で審議中の法案(Proposition19)に含まれているマリファナの栽培、販売の大幅な規制緩和に対する賛否を問うたものだ。(医療ジャーナリスト 西村由美子)


http://www.field.com/fieldpollonline/subscribers/Rls2455.pdf

支持率が過半数を超えたのは過去40年間で初めて。ちなみに、今回の調査で、法案に「反対」と答えた者は39%だった。

Field Poll社がマリファナ解禁問題ではじめての世論調査を行った1969年には、支持率はわずか13%で、むしろもっと規制強化すべきとの意見が強かった。しかし、その後支持率は徐々に上昇し、1983年には30%、2010年には50%だった。


カリフォルニア州では、すでに1996年から慢性的な痛みの緩和などの医療目的でのマリファナの使用が認められており(連邦ではマリファナ使用は禁止)、医師の処方箋があれば購入可能になっている。医療目的でのマリファナの販売と使用を認めたのはカリフォルニアが全米で最初であったが、その後、現在までに全米14州でマリファナの医療目的での使用が合法化されている。

法案が通れば、今後カリフォルニア州では医療目的に限定されずにマリファナの製造、販売、使用が自由化されることになるが、商業化にあたってはアルコールとほぼ同様の、地方自治体の規制下におかれることになる。

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