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【World Topics】医学分野に高い関心、ジュニアノーベル賞2014

公開日時 2014/02/26 03:50

ジュニアノーベル賞2014のファイナリスト40人が発表された。ジュニアノーベル賞は、平易に言えば高校生の科学コンテストだが、それなりに長い歴史のあった学生科学コンテストが一躍有名になったのは、シリコンバレーに拠点を置く半導体メーカーのインテル社がスポンサーとなってからである。


優勝者始め入賞者全員に高額の賞金(大学進学のための奨学金と考えられている)を授与しているインテル社は、"Sponsor for Tomorrow:明日(の創出)を支援する" を社是に掲げ、世界中で科学教育振興支援事業(非営利活動)を展開している。ジュニアノーベル賞は,言うまでもなく、将来有望な若い科学者を発掘するのが目的だ。
今年は全米から約1800人の応募があったが、ファイナリストに選ばれたのは、14州、33校の高校生。ファイナリストは3月6日から12日までワシントンDCに集まり、各自の科学プロジェクトを展示し、プレゼンテーションする最終審査に望む。審査にあたるのは世界有数のサイエンティストたち。優勝者には10万ドルの賞金が、2位以下にも総額で53万ドルの賞金が授与される。


大人顔負けどころかプロ裸足とも言うべきレベルの研究が揃ったファイナリスト40人の研究テーマの、今年の特徴は医療分野の研究が多いこと。ファイナリスト40人のうち16人が医療に関わる研究で、シリコンバレーからファイナリストになった高校生8人全員が医療分野の研究であった。身近なひとの病気に触発され、病気に苦しむひとの役に立ちたいという素朴な思いがモチベーションになり、研究の原動力になる。


Kathy Cammenzindは小型のスキャナーを開発し、Vishu Shankarは大学研究者のチームに協力して「心臓疾患に関与する分子の3-D構造」を解析した。Natalie Ng(下の写真)の研究テーマは「予後の長い乳癌患者の転移/再発に関する予測モデルの開発」である。


http://student.societyforscience.org/intel-sts-2014-finalists
 

 


 

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