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神戸海星病院・柴沼副院長 人工関節設置手術支援ロボットMako「正確な設置可能に」

公開日時 2019/08/07 03:50
神戸海星病院リウマチ・人工関節センターの柴沼均副院長は8月6日、日本ストライカー社主催のメディアセミナーで、同社の人工関節設置手術支援ロボット・Makoについて、「正確に人工関節を設置でき、低侵襲だ」と意義を強調した。同システムは、日本で初めて承認された整形外科におけるロボティックアーム手術支援システム。19年6月1日付で人工股関節置換術について、7月1日付で人工膝関節全置換術についての保険適用を取得していた。

同システムは、医師が操作してロボティックアームを動かすことで、傷んだ骨を削ったり、人工関節を設置したりするのを補助するシステム。3次元ナビゲーションシステムを活用し、治療計画以外の動きを制御することで、安全で正確な手術を可能にする。

同日のメディアセミナーで柴沼氏は、人工股関節を脱臼しにくい安全領域に設置できた割合は、従来の手術の80%に対し、Makoを使用した場合は100%だったと説明。別の医師による比較でも、従来の手術では62%だったのに対し、Makoを使用した場合は92%で、「正確に人工関節を設置でき、良好な治療成績を期待できる」と意義を強調した。そのうえで、「センサー機能によって自分の手技が数値化されるため、術中にフィードバックできる」と指摘し、教育的な意義もあると訴えた。

◎ピンの侵入部位による「新たな感染症リスクを考慮すべき」


一方、Makoを活用するには、手術部位の正確な把握のため、目印として骨盤にピンを立てる必要があるとして、「ピンの侵入部位による新たな感染症のリスクなどに考慮すべき」とも指摘した。



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