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IFPMA会長・リックス氏 「バリュー プライシング」(Value Pricing)を提案 上市後の価値で薬価評価

公開日時 2020/09/24 04:51
国際製薬団体連合会(IFPMA)会長でイーライリリー・アンド・カンパニー会長兼最高経営責任者のデイビッド・A・リックス氏は9月23日、「第3回ヘルスケア・イノベーションフォーラム」に米国からリモートで参加し、「バリュー プライシング(Value Pricing)」の考え方を披露した。新薬の薬価について、「上市後の薬剤のパフォーマンスに基づいて薬価を変える」というもの。リックス氏は「新薬にとって一番の価値を評価すべき。もっと大胆な価格付けが重要だと思う」と強調した。

◎GE品や長期収載品は「もっと薬価をさげるべき」

リックス氏は、「イノベーションやテクノロジーに使う予算の確保が必要だ。そのためには(現状の課題に対する)差を埋める必要がある」と政府に求めた。その上で、「資本や労働などに非効率な部分がある。まずは無駄なところを是正することが必要だ」と述べ、GE品や長期収載品について、「もっと積極的に薬価を下げるべきだと思う。これはすでに(日本政府も)取り組んで頂いているが、もっともっと続けるべきだ」と強調した。

◎「すべての新薬が同じ価値ではない。もっと一つの医薬品の価値を考えていくべき」

その上で、革新的新薬については、「すべての新薬が同じ価値ではない。もっともっと一つの医薬品の価値を考えていくべきだ」と主張。「これまでの薬価の値付けは古いつけ方をしてきた。これでは将来的にコストを下げるのは難しい」との考えを強調し、最初に上市をしたときの価値(薬価)だけなく、バリュープライシング(Value Pricing)として、実際の薬剤のパフォーマンスに基づいて薬価を変える仕組みの導入などの検討を政府に求めた。

リックス氏は、「もっと大胆な価格付けが重要だと思う。これを考えることで(産業側も)多くのイノベーションがでてくる」とも述べた。


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