J&J 医療用医薬品事業の新社長にクリス・リーガー氏 關口社長は米グローバル事業開発部門副社長
公開日時 2025/05/13 04:48

ジョンソン・エンド・ジョンソン(法人名:ヤンセンファーマ)は5月12日、医療用医薬品事業における日本法人の代表取締役社長にクリス・リーガー氏が就任すると発表した。就任は6月2日付。現代表取締役社長の關口修平氏は同日付で退任し、米国のグローバル事業開発部門におけるVice President, Strategic Assessmentsに就任する。
新社長に就任するクリス・リーガー氏は、2003年にJohnson & Johnsonに入社。20年以上にわたり、米国、日本、中国、シンガポール、ブルネイなど幅広い地域において医療用医薬品および医療機器事業における要職を歴任した。2021年以降は、ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカル カンパニーのサージェリー事業本部長を歴任。その間、日本の医療制度や医療従事者への造詣を深め、毎年シェア拡大に努めるなど力強いリーダーシップを発揮してきた。
一方、医療用医薬品事業においては、製品ライフサイクル全般に関わる経験を持つグローバルリーダーとして、精神・神経疾患、感染症、免疫疾患領域、さらには複数の疾患領域にまたがるプロジェクトでリーダーシップを発揮。抗精神病薬インヴェガの米国上市をリードし、免疫疾患ポートフォリオにおける革新的なライフサイクルマネジメント戦略にも貢献した。
クリス・リーガー氏は、「少子超高齢化が進む日本において、医療が果たす役割と価値は、これまで以上に重要かつ大きくなっている」と強調。「2025年は、記録に残る多くの上市を実現し、次の成長に向けた軌跡を確固たるものにする節目の年となる。革新的な医薬品は日本の未来を変革するという信念のもと、医療の未来を切り拓き、日本の患者さんと家族に貢献したい」とコメントした。