Meiji Seika ファルマとKMバイオ デングウイルス感染症ワクチン・KD-382のP2試験開始
公開日時 2025/08/22 04:50
Meiji Seika ファルマとKMバイオロジクスは8月21日、デングウイルス感染症ワクチン・KD-382の成人及び小児を対象とした第2相臨床試験を開始したと発表した。KD-382 は、接種1回で4種類全ての血清型に対して有効性が期待される弱毒生4価デングワクチン。オーストラリアで実施した第1相臨床試験では、安全性及び忍容性並びに免疫原性が良好であると確認されている。
第2相臨床試験は、18~64歳の健康な成人及び2~17歳の健康な小児を対象に、KD-382の安全性と免疫原性の確認(用量設定)を行う。成人200人、小児480人の680人を目標被験者数とし、多施設共同二重盲検無作為化プラセボ対照並行群間比較、年齢漸減、用量漸増試験(小児パートのセンチネルコホートのみ非盲検)で行う。実施国はタイのほか、デングウイルス感染症非流行国を追加予定。
なお、試験は、2022年12月に採択された日本医療研究開発機構先進的研究開発戦略センター(AMED SCARDA)の「ワクチン・新規モダリティ研究開発事業」からの支援、助成で進められる。