米団体・PIPC 比較有効性研究のデータベース運用開始
公開日時 2010/12/02 04:00
患者ケアの向上を目的とし各種活動を行っている米団体「患者ケアを改善させるパートナーシップ」(PIPC)は、保健福祉省(HHS)などからの政府資金援助を獲得し、比較有効性研究(CER)のオンラインデータベースをスタートさせた。
CERは、患者に最適な医療を提供するために、各種医療の結果を比較、選択肢を提供する。米医療研究所(IOM)の提唱により、同研究が推進されている。
PIPCのTony Coelho会長は、データベースの開始に当たり、「患者や医療供給者が治療の意思決定を行うためには情報が重要。その情報提供を行えるポータルサイトができた」と評価した。
当面は、提供される情報では、試験結果の詳細な分析、臨床試験の評価基準の詳細などは含まれない。PIPCは、2008年11月に医薬品・医療機器産業および患者団体・医療供給者団体が共同で創設した。
(The Pink Sheet 11月22日号より) FDAと米国製薬企業の情報満載 “The Pink Sheet”はこちらから