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慢性疲労症候群 標準治療に認知行動療法と段階的運動療法の追加は安全で有効

公開日時 2011/03/28 03:00

イギリスの慢性疲労症候群患者641人において、専門医による医療ケア(SMC)のみか、これに加えて適応療法(APT)、または認知行動療法(CBT)、段階的運動療法(GET)を追加する治療法を無作為化試験で比較検討した。


その結果、SMC単独群に比べ、52週目の平均疲労スコアは、CBT追加群で3.4ポイント(95%CI:1.8 – 5.0、p=0.0001)、GET追加群は3.2ポイント(1.7 – 4.8、p=0.0003)低かった。APT追加群は有意差なく(0.7ポイント、-0.9 – 2.3, p=0.38)、CBTとGET追加群は、より低い疲労感(それぞれP値=0.0027, P値=0.0059)と身体機能向上(P値=0.0002, P値<0.0001)とに有意に関連した。重篤な副作用は、APTとGET追加群、SMC単独群で1%、CBT追加群2%。
 


( Lancet ;377:823-826)  

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