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6月度新規採用・新規処方ランキング 3か月連続でプラザキサがトップ

公開日時 2011/07/27 04:02

ミクス編集部が行った6月度の病院採用ランキングは3か月連続で経口の直接トロンビン阻害剤プラザキサ(ダビガトランエテキシラート 日本ベーリンガーインゲルハイム)がトップとなった。医師の新規処方ランキングでも同様にトップをキープした。採用理由では、新規の作用機序や有効性に加え、医師からの要望が目立っており、市場への浸透が進んでいる。


病院採用では、過活動膀胱治療剤ベシケアOD錠(アステラス製薬)が第2位にランクされた。ベシケア錠は2006年に国内で発売され、すでに世界60か国以上でも販売されている。今回は口腔内崩壊錠を追加剤型として4月20日に発売を開始した。高齢者や嚥下機能が低下した患者だけでなく、水分摂取を控えている患者にも有用とされる。病院も採用にあたり投与経路や剤型などを評価した。


第3位には、ウリトスOD錠(杏林製薬)、クラビット点滴静注バック(第一三共)、サムスカ錠(大塚製薬)がランクされた。


◎メトグルコはメルビンからの切り替えで処方増 今後のエクアの動向にも注目


医師の新規処方ランキングでもプラザキサが圧倒的な強さを示した。薬理作用、有効性、安全性が評価されている。


第2位にはビグアナイド系経口血糖降下薬メトグルコ(大日本住友製薬)が入った。同剤を販売する大日本住友製薬が同じビグアナイド系経口血糖降下薬メルビン錠250mg(一般名:メトホルミン塩酸塩)の発売を中止を打ち出したことから、市場でもメトグルコへの集約化が図られ始めたようだ。


第3位にはDPP-4阻害薬エクア(ノバルティス)が入った。今年5月の長期処方解禁を受け、処方数を増やしている。昨年らいDPP-4阻害薬市場はジャヌビア(MSD)とグラクティブ(小野薬品)が2型糖尿病薬の市場地図を大きく塗り替える役割を果たしてきた。ところが、ここにきてエクアの長期処方解禁により、DPP-4阻害薬市場の中でも新たな競争が始まった。武田薬品のDPP-4阻害薬ネシーナも7月1日に長期処方が解禁されており、この市場でのポジショニング争いは一層過熱しそうだ。


本調査はMonthlyミクスが毎年行っている新薬採用アンケートに回答頂いた病院薬剤部から80病院(国公立、自治体、準公的、民間など)に定点観測を お願いし、毎月ごとの新薬採用・採用停止品目について集計した。臨床医についてはMCIとの協力により、内科系医師人についてインターネットより回答を得 た。


病院採用ランキングはこちらから⇒


医師の新規処方ランキングはこちらから⇒

 


 


 

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