MR#1コンテスト (2/2)
公開日時 2014/11/30 00:00
【課題審査】 ロールプレイ(制限時間:5分間)
①「病棟業務を行う看護師に薬剤の適正使用と医療安全を訴求する」
シチュエーション:日頃お世話になっている内科部長から病棟に勤務する看護師長を紹介された。急性期病院の病棟で業務する看護師が入院患者さんに医薬品を説明する時のポイントを訴求して欲しいとの依頼があり、今日面談することとなった。
②「専門医向けに革新的新薬の有効性と安全性のバランスを訴求する」
シチュエーション:A製薬は、新規作用機序を有する革新的新薬を今月1日から発売した。MRは当該新薬の紹介を目的に専門医にアポイントを取り、今日初めて製品を紹介する。A製薬の新薬は、使い方を誤ると甚大なリスクを生じるとの臨床試験データがある。
③「競合品をこよなく愛する医師に、自社品のメリットを訴求する」
シチュエーション:内科診療所の医師は、処方する薬剤について過去の診療実績や自分自身の処方感などを重視している。B製薬が1年前に発売した降圧薬(架空)についての処方経験はあるものの、実処方数は多くない。自社降圧薬の処方のポイントについて訴求する。
④「MRとして辛かったことへの反省を込めて、自身の克服策を話す」
シチュエーション:薬剤部長に、過去に別の病院への情報提供が遅れ、ひどく怒られた経験を披露する。この失敗談をベースに、自分自身がMRとしての役割をどのように考え、その後、どのように克服したかを話し、同意を得る。
⑤「服薬コンプライアンスに関するトラブル事例を受けての対応」
シチュエーション:病院薬剤部調剤薬局の薬剤師から担当MRに電話が入る。内容は、処方元の医師と薬剤師の間で当該医薬品の使い方に関する患者さんへの説明に微妙なニュアンスの違いがあり、患者さんが服薬しなくなるケースがあるというもの。実は、こうしたケースは1回だけでなく、面会する薬剤師は複数回経験しているとのことだった。何かその解決に貢献できた実例やアイデアなどをMRから聞きたい。
【自由審査】自己PR(制限時間:5分間)
◦「次世代型MRとは」(鳥居)
“アイデア”発見型のMRの重要性、病診連携のサポート
◦「私の考えるMRの医療貢献」(住母家)
病院薬剤部と調剤薬局の連携サポートなど
◦「脳卒中連携の会 MRが関わる医療への貢献」(高橋)
医師、コメディカルの連携パス、市民公開講座など
◦「骨粗鬆症の疾患啓発活動による医療への貢献」(内藤)
患者向けのポスター掲示など疾患啓発の重要性
◦「In order to “MR” will become more shining, what can we do?」(山本)
人財育成への想いなど
【パネルディスカッション】
◦訪問規制の影響、突破方法とは
◦MR不要論について
◦MR職を希望する薬学生にMRの仕事とは何かを説明する
◦日々のMR活動の中で、自社製品のリスク減少、ベネフィットを明らかにするために実践していることとは