非小細胞肺がんで延命効果を証明 ほか
公開日時 2007/12/31 00:00
非小細胞肺がんで延命効果を証明第2の分子標的薬タルセバ進行性非小細胞肺がん(NSCLC)の第2の分子標的薬として注目されるタルセバ(一般名:エルロチニブ)。NSCLCで世界で初めてプラセボ群と比較して生存期間を延長したEGFRチロシンキナーゼ阻害剤で、昨年12月18日に発売された。中外製薬が昨年11月28日に開いた記者発表会では、東京医科大学の坪井正博准教授(外科第一講座)が先行発売された同系統のイレッサ(ゲフィチニブ)との有効性や安全性面での相違点なども含め、臨床上のインパクトについて解説した。腫瘍縮小効果はイレッサと同等タルセバは02年に発売されたイレッサと同様、EGFR(上皮成長因子受容体、HER1)のチロシンキナーゼを選択的に阻害する低分子化合物。承認された適応症は「切除不能な再発・...