日本薬学会
公開日時 2001/03/28 23:00
3月29日、日本薬学会第121年会のワークショップ「医薬品の品質再評価を巡る問題」で、塩野義製 薬の花輪正明氏が「品質再評価への要望――先発企業の立場から」をテーマに講演し、製薬協会員を対象に実施され た品質再評価に関するアンケート結果を紹介した。花輪氏は、個別企業による試験方法や試験実施過程で当局り新 たに出された変更点などの情報について、他企業はオレンジブックに公表されてからでないと知ることができない点 が大きな問題となっていると指摘。知的所有権を考慮したうえで、迅速な情報伝達や試験方法の手引書作成を当局に 要望したいと述べた。