両社は食品事業の合弁会社「武田キリン食品株式会社」を設立すると発表した。出資比率はキリン51％、武田49％。将来的にはキリンが新会社の全株式を取得し、武田は同事業から撤退する。武田のフード・ビタミンカンパニーの食品事業とキリンビールの機能食品カンパニーの酵母エキス事業を統合し、2002年４月から営業を開始する。　酒類市場が頭打ちになってきたため、収益性を重視した多角化事業を推進するキリンと、採算性の高い医薬品事業に経営資源を集中したい武田の意向が一致したことによる。新会社の売上高は初年度300億円を予想。