バイエルグループの2001年業績を発表。医療用医薬品事業の不調と景気低迷の影響で減収減益となった。グループ全体の売上は前年比２％減の303億ユーロ（約３兆4542億円）、営業利益は同51％減の16億ユーロ（約1824億円）、純利益は同47％減の9億6500万ユーロ（約1100億円）。ヘルスケア事業部門については、売上は前年比２％減の98億ユーロ（約１兆1172億円）、営業利益は高脂血症治療薬バイコールの自主回収とバイオロジカルプロダクトの生産問題などのために、前年比48％減の7億7100万ユーロ（約879億円）となった。コンシューマーケア事業の売上は前年比9％増と、市場の成長率を大きく上回った。2002年度は、子会社の売却益や、組織改革にともなう競争力強化や効率化によって、大幅な純利益の増加を見込む。