ノバルティス ファーマ
公開日時 2002/06/29 23:00
28日、狭窄冠動脈の血管形成術後の患者を対象にした高コレステロール血症治療剤ローコール(一般名:フルバスタチンナトリウム)のプロスペクティブ試験LIPSの結果が『JAMA』誌(6月26日付)に掲載されたと発表。 血管形成術初回試行後の患者のみを対象にしたプロスペクティブ試験は、スタチン系では初めて。対象患者は欧州・カナダ・ブラジルの1677例で、4年間にわたって実施した。その結果、ローコール投与群では主要有害心イベントのリスクがプラセボ群に比べて22%と有意に低下し、さらに糖尿病合併患者では47%と有意に低下した。ノバルティス社では、この結果を用いて効能追加を申請する予定。