万有製薬 中期計画で慎重予測
公開日時 2002/09/09 23:00
万有製薬は9日の記者会見で、07年度までの中期計画を発表した。従来計画(06年度まで)に比べ利益率や人員増などを控えめに予想、慎重な数値を弾いた。今中間期の売上予想970億円の達成も「下ブレは避けられない厳しい状況」(長坂会長兼社長)で、市場環境の悪化を業績予想に反映させた形だ。07年度の売上予想は01年度の1802億円に対し3010億円~3330億円、営業利益は同346億円を650億円~720億円とした。MR数は2000人を1900人にとどめている。ロフェコキシブの上市、ニューロタンの立て直しなどが業績に寄与するとしている。