アストラゼネカ イレッサで新データ
公開日時 2002/10/23 23:00
アストラゼネカは10月23日、フランス・ニースで開催の欧州臨床腫瘍学会(ESMO)で、未治療の進行非小細胞肺がんに対し、イレッサ(一般名:ゲフィチニブ)と白金製剤ベースの標準化学療法との併用と、標準化学療法のみで比較した結果、併用投与で延命効果を示さなかったと発表された、と伝えた。試験は、イレッサとゲムシタビン・シスプラチンとの併用(INTACT1)で、生存期間、病勢進行までの期間、奏効率、安全性について評価。イレッサ1日500㎎群、250㎎群、プラセボ群で、群間に有意差はなかった。また、パクリタキセル・カルボプラチンとの併用(INTACT2)でも同様だった。