ファルマシア 糖尿病性足病変感染症で「ザイボックス」が治癒効果
公開日時 2002/10/30 23:00
ファルマシアは10月30日、黄色ブドウ球菌などのグラム陽性菌による糖尿病性足病変感染症治療で、「ザイボックス」(一般名:リネゾリド注射剤、錠剤、懸濁液)が2種類の標準療法と同等の治療効果を示したとの、アメリカ感染症学会(IDSA)第40回年次総会での発表を伝えた。治験は米国とヨーロッパで実施。患者371件を対象に、ザイボックス群とアミノペニシリン配合剤群(アンピシリン/スルバクタム静脈投与またはアモキシシリン/クラブラン酸経口投与)に無作為割付し、7日から28日間投与。治療を目的とした364件中、ザイボックス群の81.3%は臨床的に治癒、アミノペニシリン群では治癒は71.3%だった。