田辺中間決算 売上横ばいも利益増
公開日時 2002/11/07 23:00
田辺製薬は11月7日、03年3月期中間決算を発表。売上高 935億5800万円(1.4%減)営業利益 178億7000万円(6.4%増)経常利益 173億2900万円(2.4%増)純利益 83億5800万円(1.0%増) 医療用医薬品ではここ数年の新製品の売上伸長で薬価改定による減収分をカバーし、売上は横ばい。ただ、前期末の希望退職に伴う人件費削減、周辺事業の再編などにより、経常利益は伸びた。純利益には、加算退職金6億4200万円などを計上した。国内医療用医薬品は、経口脊髄小脳変性症治療薬「セレジスト」(61億円、51.8%増)、アレルギー性疾患治療薬「タリオン」(11億円、73.4%増)が売上を伸ばしたほか、今年5月新発売の抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤「レミケード」(4億円)などで薬価改定の影響を抑えた。