ノバルティス グリベックがタキソールと併用で効果
公開日時 2002/11/25 23:00
ノバルティス ファーマが開発、販売している慢性骨髄性白血病治療薬グリベックを創製したコンビナトリアルケミストリー部門責任者のユルグ・ジンマーマン氏は11月25日、都内で講演し、分子標的治療薬グリベックによる追加臨床試験で消化管間質腫瘍(GIST)患者が1ヵ月で腫瘍が消失、また慢性骨髄増殖性疾患(CMPD)患者も症状が大きく改善された症例があることを明らかにした。 抗がん剤タキソールとの併用でも、前臨床試験で毒性は変わらない中で効果が高まり、また、毒性を減らすためにタキソールの量を減らしても効果が確認できたことも明らかにした。03年に臨床試験に入る。