BI 抗がん剤候補物質同定で米社と協力体制
公開日時 2003/01/08 23:00
日本ベーリンガーインゲルハイム(BI)は1月8日、米カリフォルニアのサグレスディスカバリー社が知的所有権を持つゲノミクスとバイオインフォマティックスを活用し、新規抗がん候補物質を同定することで、独BIと同社が研究開発協力に合意したと発表した。これにより独BIは、サ社所有の、複数の標的にかかわる抗体や低分子化合物を世界的に開発、販売する独占権を得る。研究協力でサ社は、マウスでの腫瘍生物学や高レベルのバイオインフォマティックスと生体内スクリーニング技術を組み合わせることにより、機能と関連性の高い新規標的を特定。BIは、こうして特定された、主に腫瘍に関する標的のモノクローナル抗体、非抗体製品を開発、生産、販売する。