アストラゼネカ イレッサ半年で92億円
公開日時 2003/03/26 23:00
重篤な副作用報告が相次いだアストラゼネカの抗がん剤「イレッサ錠250」(一般名:ゲフィチニブ)の卸から医療機関への納入額(薬価ベース)が薬価収載後の02年8月30日から今年2月28日までに92億7000万円に上ることが、同社から厚労省への報告で分かった。3月26日の中医協総会で事務局の厚労省医療課担当官が伝えた。10年後のピーク時予想に半年で到達したが、発売当初に比べると売上は落ちてきているという。「再算定の要件に合致する可能性がある」が、医療費全体に与える影響などはまだ算出できてきない。また、推計投与患者数は1月末時点で2万3500という。