住友製薬 原薬製造で大分工場新設
公開日時 2003/04/01 23:00
住友製薬は4月1日、生産本部大分工場の新設を発表した。同社初の原薬製造機能を持つ事業所で、原薬から製造まで一貫した生産戦略のもと、競争力の一層の強化を図る。同工場では現在、新たな原薬製造設備などの建設を進めており、設備は03年秋ごろ順次完成予定、04年秋の工場本格稼働を見込んでいる。同社の医薬品製造は従来、製造工場である茨木工場、中間体と無菌製剤を製造する愛媛バイオ工場の2工場で実施。原薬製造は、グループの住友化学工業が大分工場で担っていた。しかし、医薬品産業のグローバル化、ボーダレス化で、製造だけでなく原薬もGMPの対象となるなど厳格化しており、原薬製造部門を住友化学工業から引き継いだ。