第一製薬 米ファイザーに新規抗感染症薬ライセンス
公開日時 2003/04/02 23:00
第一製薬は4月2日、新規のキノロン系抗感染症薬「DK-507k」について、米ファイザー社とライセンス契約に入ったと発表した。ファイザー社は開発費を負担して開発実施するほか、日本、中国、アジア諸国を除いた世界市場で同剤を独占的に販売する。第一製薬は米国内で、ファイザー社とともに共同販促を選択する権利を持つ。同剤は前臨床試験で、ペニシリン耐性肺炎球菌に対し、現在上市されているキノロン系抗感染症薬に比べ優れた効果を示したという。また、グラム陰性菌に対しても、現在のキノロンのトップ製品に優る作用を示したという。第一製薬が欧州でフェーズⅠ臨床試験中。