武田薬品 会長・社長交替
公開日時 2003/04/22 23:00
武田薬品工業は4月22日、武田國男社長(63)が代表権のある会長に就任し、新社長に長谷川閑史取締役事業戦略部長(56)が昇格するトップ人事を内定した。藤野政彦代表取締役会長は相談役となる。6月27日に正式決定する。武田会長はCEO(最高経営責任者)として取締役会を主宰し武田グループの統括、経営の監督、経営全般にわたる戦略的意思決定を行う。一方、長谷川社長はCOO(最高執行責任者)として業務執行全般を統括する。武田会長は93年6月の社長就任以来10年にわたって医薬外事業の自立化、海外販売網の整備、成果主義に基づく人事制度導入など経営改革に取り組み、医薬事業への集中化を進めた。これまで社長、CEO、COOを兼ねてきたが、今後は会長兼CEOとしてCEOの仕事に集中し、国際的製薬企業にふさわしい仕組み、体制づくりをめざし戦略的意思決定を行う。 一方、長谷川社長は、武田薬品がアボット社と合弁で85年に設立した米国TAP社で89年~98年にかけて副社長、社長を歴任するなど海外での経営経験が豊富で、帰国後98年10月に医薬国際本部長、99年6月に取締役に就任した。