厚労省 ヘルパーによるALS患者たん吸引解禁へ
公開日時 2003/07/17 23:00
厚生労働省は7月17日、ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者のたん吸引について、
従来の医師や看護職員、患者家族に加え、ホームヘルパーなど第三者による実
施を「当面のやむをえない措置として許容される」とする通知を発表した。AL
S患者の在宅療養支援に関する分科会(座長・前田雅英東京都立大学法学部教
授)の報告書をもとにまとめた。
たん吸引は患者の身体に及ぼす危険性から、医師または看護職員の業務とされ、
例外的に家族による吸引が認められていた。しかし、在宅療養での家族負担の
軽減の観点から、規制の緩和が求められていた。報告書は、今回措置がホーム
ヘルパーの業務拡大には直接つながらないことを明記。「自動吸引装置など在
宅療養を支援する機器の開発・普及の進展など今後の在宅療養環境の変化に応
じて見直すことが必要」としている。