エーザイ アリセプト脳血管性痴呆適応拡大は「決してギプアップしない」
公開日時 2003/07/30 23:00
エーザイは7月30日、04年3月期第1四半期業績の概況を発表した。
売上高 1166億4900万円(1.3%増)
営業利益 190億7800万円(0.3%増)
経常利益 195億7100万円(6.7%増)
純利益 123億3500万円(10.3%増)
アルツハイマー型痴呆治療剤「アリセプト」は28.0%増の325億円、プロトン
ポンプ阻害剤(PPI)「パリエット/アリセプト」は4.7%減の263億円。パリ
エット/アリセプトの減少は、米国での02年第4四半期の価格改定前需要増が
主因。海外売上高比率は49.5%。
内藤晴夫社長はFDAからアリセプトの脳血管性痴呆への適応拡大について不承
認通知を受領したことを受け、「当局と十分協議してどのような進行策を取る
べきか見きわめたい。決してギブアップしない」とコメント。06年度のアリセ
プトの米国売上予測980億円(8億5000万ドル)には、同適応拡大分として1
億3000万ドルを含めていたが、(1)MR増員(2)DTCキャンペーン(3)速
崩錠の投入――などにより、当初目標の達成に意欲を示した。
また、内藤社長は、日本でのパリエットの逆流性食道炎維持療法の承認を受け、
「03年度国内売上目標である180億円(02年度58億円)の達成は決して夢物語
ではない」と語った。米国ではPPI「プリロセック」(オメプラゾール)に後
発品が参入したが、「他のブランドPPIに対する影響は現在のところない」と
述べた。
食品・化学事業部(食品添加物、医薬品原料、天然・合成ビタミンE)を04年
4月1日をめどに分社化する。