塩野義製薬 ロスバスタチン発売時期変更で業績予想を修正
公開日時 2003/08/04 23:00
塩野義製薬は8月4日、04年3月期第1四半期業績の概況を発表した。売上高
は494億7500万円。主力の経口用抗生物質「フロモックス」が80億円と拡大し
たほか、昨年9月に発売したアレルギー性疾患治療薬「クラリチン」が10億円
と寄与した。今年度中の発売を予定し、30億円の売上を見込んでいた高脂血症
治療剤ロスバスタチンの発売が04年度上半期にずれ込む見通しとなったこと、
割増退職金による特別損失が期初の予定より増える見込みとなったことなどで、
通期の業績予想を修正した。
7月22日~31日に募集した従業員の転進支援と、臨床検査部門の従業員の合弁
会社シオノギバイオメディカルラボラトリーズへの転籍に対して、それぞれ36
9人(退職日9月30日)、170人(転籍日10月1日)の計539人の応募があった。
また、工業薬品事業の合弁会社(10月1日にデグサジャパンと設立)への移管
にあたって50人の従業員が転籍を予定している。
〔修正後の通期業績予想〕
売上高 2089億円(当初予想2130億円)
経常利益 230億円(230億円)
純利益 70億円(85億円)