厚労省 「C型肝炎Q&A」を改訂
公開日時 2003/08/19 23:00
厚生労働省は8月19日、C型肝炎ウィルス感染者対策として作成している「C型
肝炎について(一般的なQ&A)」の、改訂版(第5版)を発表した。従来、イ
ンターフェロンを用いた抗ウィルス療法についてのみ記述していた「治療法」
で、肝庇護療法についても「慢性肝炎から肝硬変への進展を抑え、遅らせる。
肝硬変がある程度以上進んだ段階では、同療法を行いながら肝がんの早期発見、
早期治療を目指す」とした。
また、このほど日本赤十字社が方針を変更し、献血の際にウィルス感染陽性だ
った人は過去の献血歴をさかのぼって血液製剤を回収することにした「感染ウ
ィンドウ期」の問題に関連し、「検出感度を上げることは検出系の構造からも
困難な現状」と、安全性について詳しく説明。「感染のごく初期では検査でウ
ィルスが見つからないことがある」として、検査目的での献血は避けるよう求
めた。