中医協・部会 後発品「8掛け」高すぎ?
公開日時 2003/09/24 23:00
00~01年度に初めて収載された後発医薬品で、02年4月の薬価改定時の引き下
げ率は約4割に上り、市場実勢価格がかなり抑えられていることが、厚生労働
省のまとめで分かった。9月24日の中医協薬価専門部会に提出した。支払い側
委員の対馬忠明健康保険組合連合会常務理事は、「8掛けルールの中で4割下
がっているのは、8掛けでは高すぎたということ。もっと下げてしかるべきだ」
と述べた。
00年度収載品の02年4月改定率は、加重平均が39.8%、相加平均が38.1%。01
年度収載品は、加重平均42.6%、相加平均38.2%だった。八代光夫専門委員は、
「後発品メーカーが依然として薬価差ビジネスをやっていることの現れ。良質
な医薬品を安く使える環境整備は必要だが、(先発品と後発品は)機能が違う
という認識をもたなければならない」とコメントした。