三共・ノバルティス 抗潰瘍剤を共同開発
公開日時 2003/10/08 23:00
三共とスイス・ノバルティスは10月8日、三共が開発中の新規抗潰瘍剤を共同
で開発、販売することで合意したと発表した。アシッドポンプアンタゴニスト
(APA)「CS526」と4つのバックアップ化合物が対象で、ノ社は日本と中東を
除く全世界で独占販売権を得る。米国とEUの特定国では両社が共同販促する。
同剤は三共と宇部興産が創製した新規APA。既存のプロトンポンプ阻害剤と構
造や酵素阻害様式が異なり、抗ヘリコバクターピロリ菌作用を持つ。現在、胃
食道逆流症および消化性潰瘍治療を適応として臨床第1相が開始されている。